基本的な検査手技はティンパノメトリと同様です。外耳道孔にシリコンチップを挿入して行います。
耳小骨に付着している耳小骨筋(つち骨には鼓膜張筋が、あぶみ骨にはあぶみ骨筋が付着しています。)は、強大音で収縮します。すると鼓膜が奥に引き込まれます。この時に、チップから鼓膜までの容積が増加します。この容積の変化を見るのが耳小骨筋反射検査です。耳小骨の連結がはずれてる場合、顔面神経麻痺、感音難聴等で反応が出にくくなります。また、鼓室の気圧が陽圧側でも陰圧側でも変化している場合にも反応は出にくくなります。通常は聴力閾値(聞き取れる最も小さい音圧の音)よりも80 dB程度大きな音を聞かないとこの反応は出ません。しかし、ある種の難聴ではそれより小さな音でも反応が出ます。これをMetz陽性と表現します。外有毛細胞障害による反応(補充現象)と考えられています。