めまいは大きく2つに分けられます。「フワフワ」する感じのめまいと、「くるくる回転」する感じのめまいです。また、突然発症する急性のめまいと、じわじわ続く慢性のめまいという分け方もあります。が、めまいの性質だけでめまいの原因を特定することは困難です。
めまいは平衡覚と視覚、深部知覚などからの情報が食い違うことによって起こります。例えば、片側の耳の平衡覚が障害された時、平衡覚としては体が傾いているという情報になりますが、視覚からの情報は水平なので、体の平衡に関しての情報に食い違いが出て、バランスが崩れてしまうのです。この時、眼球に異常運動が起こる(この異常眼球運動を眼振と呼びます。)ため、あたりが回転して見えたりします。この状態をめまい検査に応用したのが“電気眼振図”です。電気眼振図は、めまいを専門にしている病院以外で検査することはなかなかできませんが、当院では専門検査技師による検査を随時行っております"チョットセンデン (^^;"。眼振を分析することによって、めまいの原因や性格を知ることができます。眼振の起こらないめまい(フラツキ)もあります。例えば、足の筋力が落ちて、立ち上がろうとしたときにうまく力が入らずによろけるような場合です。この時、本人はめまい(フラツキ)を感じますが、電気眼振図を行っても眼振は記録されません。
めまいの原因のほとんどは耳(平衡覚)の障害からくるものですが、血圧や脳内病変、自律神経失調症、うつ病、神経症などからめまいが生じることもあります。めまいを感じた場合にはまず必要な検査をして、めまいの原因を特定することが大事です。