補聴器を形で分類すると、箱型、耳掛け型、耳穴型、めがね型等があり、耳掛け型、耳穴型にはさらに様々な大きさがあります。装用、ボリュームの調整ともに箱型がもっとも簡単です。もっとも装用が難しいのは耳掛け型ですが、コストパフォーマンスに優れています。耳穴型はもっとも目立ちにくく、また、装用者の耳介(耳たぶ)を集音器として利用できる点で優れていますがやや割高です。また、耳穴型は小さくなればなるほど目立たなくなりますが、装用が難しくなります。補聴器はその増幅形式によっても分類されます。リニア、ノンリニア、プログラマブル(デジタルとノンリニアの一部)等です。
高価な補聴器は様々な機能が付いています。しかし、高価であればある程良いというわけではありません。高価でなくとも自分の必要としている機能があれば、それより高価なものを選ぶ必要はありません。自分にあった増幅形式の補聴器を自分にあった特性に調整して使用してください。そうは言っても、自分の耳にあった補聴器を選ぶことは簡単ではありません。店頭での数時間の試用だけで購入する機種を決めるのは半ば賭のようなものです。当院では、原則として2週間の貸出制度を設けており、自宅に持ち帰ってゆっくり自分にあう、あわないを試すことができます。
補聴器と切っても切れない関係にあるのが身体障害者福祉制度です。聴覚障害の認定を受けると補聴器を購入する際に補助を受けられるようになります。東京都ではこの補助で購入できる補聴器は多種にわたっていますが、残念ながら千葉県では審査が厳しいため、機種等にかなりの制限があります。例えば、東京都では身体障害福祉制度の補助で両耳の補聴器を購入することが原則として可能ですが、千葉県では身体障害者福祉制度による両耳装用はまず無理です。